【心を操る超プロ メンタリストになる!】〜メンタリストのなり方〜
メンタリストは観察力、記憶力、洞察力、直感力に優れています。これらを鍛えていくことで、日常生活で人間関係に良い結果をもたらします。例えば、恋人の細かな部分を観察し、記憶すれば、「眉変えた?」と小さな変化に気づき、相手も好意的になります。
メンタリストDaiGoのバイブルでもある「心を操る超プロ メンタリストになる!」からメンタリストになるには何が必要か探っていきます。
集中力と直感力
ストレスを緩和し、集中力を得るためにやるべきことは瞑想をすること。瞑想によって、脳への血流も良くし、記憶力も高まる。また呼吸法も大切であると述べている。
ある程度の期間、瞑想をしていると頭がすっきりして、物事に集中できるようになり、よく覚えていられる。観察力にもつながる。
記憶力
記憶する方法として、
- イメージし、関連させる。
- 記憶の宮殿を使う。
ことが、記憶する手助けになる。
イメージと結びつけるというのは、例えば、犬、猫、机、空、バナナ、、、といった無作為な単語を20個覚えようとするときに、その単語の絵をイメージする。そして、次の単語と関連させる。「犬が猫と戯れている」イメージをする、といった具合である。これをどんどん隣接する単語同士でやっていくと、かなり覚えていることが実感できる。
次に記憶の宮殿(メモリーパレス)を使う方法。自分の家でも、創造した家でもいい。例えば、ペンキ、ハケ、シャベル、土、カナヅチを買わなければいけないとき、玄関にペンキが撒き散らされているところを想像する。次に廊下を歩くと、ハケが勝手に踊っている。という具合にある場所に記憶したいものを配置する。すると、ものすごく覚えられる。
これらの記憶法は実際にやってみてほしい。ほんとにすごく覚えられる。
観察力
観察力を一言で言うなら、
「五感を使って、目の前にあるものからストーリーを推理する。」ことだ。
観察とは、ただ見るだけではない。
観察(かんさつ、英: observation)とは、対象の実態を知るために注意深く見ること。その様子を見て、その変化を記録すること。どれだけその変化を見つけられるかが重要である。
wikipediaより引用
観察力を鍛えるには
- 1枚の写真を見て、できるだけ多くの要素を捉える。
- 目の前の人の服装、髪型、顔、しぐさ、表情を観察する。
その人が何の職業なのか、推理してみるといいだろう。スーツを着ていてどこに皺がついているか、何を身に着けているか、体つきはどうかなど観察から推理をする。
分かりやすいのが、保育士で髪をツインテールやポニーテールにして、したはジャージを着て、靴は動きやすいものを履いている。
また、顔の微表情はかなり頼りになる。微表情は主に6つあり、驚き、恐怖、嫌悪、怒り幸福、悲しみである。だたし、微表情は一瞬しか表れないので、読み取るには相当な訓練が必要になる。微表情についてはポールエクマンの「表情分析入門」を読むのがいい。また、ポールエクマンのサイトで微表情を読み取るテストをするのもいい。
嘘を見抜く
この本で嘘を見抜く方法として書かれているのは、主に相手の言動から読み取る方法である。しかし、嘘を見抜く際は、一つの手がかりだけでなく、複数の手がかりをもとに嘘かどうかを判断しなければならない。これが注意すべき点である。
- 返答の長さ
- 声のトーン
- 体の動き
- 目の動き
である。
返答の長さとは、相手に質問をしたときに、答えるまでが長いほど考えているということ。考えているということは、嘘の情報を作り上げているということになる。
声のトーンはそれまで、テンションが低い感じで話していたのに、急に高くなったり、今までとは違うトーンで話し始めたときである。これも何か引っかかる点が相手にあったと思っても良い。
体の動きにもたくさんあるが、まず、嘘をつこうとしている人は空間を大きく占領しない。身振りを大きくしないのである。明らかに緊張して、体が固くなっているからだ。
目の動きは、アイアクセシングキューと呼ばれるものでNLPの理論の一部である。相手が左を見たときは情報を作り上げている、右を見たときは過去の記憶にアクセスしていると判断できる。これは、海外ドラマ「THE MENTALIST」でパトリック・ジェーンが実際に使っていて、容疑者の嘘をいとも簡単に暴いている。現実では、中々使うのは難しいかもしれないが、相手が右と左のどちらに、創造と想起を設定しているか、簡単な質問で明らかにしておくといいだろう。例えば、「昨日の夜は何を食べた?」と聞いて、右を向けば相手は右に過去の記憶を設定している。これは無意識である。
優位に立つ
相手より優位に立つには「自信」が最も必要である。人は自信のある人に惹かれる。自信は姿勢や態度にも表れるため、自信がある人は歩き方や振る舞い方がまず違う。では、自信がない人はどうすればいいのか。それには「チャネリング」がおすすめである。
「チャネリング」は心の中で有名人を思い浮かべて、その人の振る舞いや喋り方を取り入れる。ものまねだとあからさま過ぎるので、その有名人のいいとこを自分なりに活かそう。こうすると、自信があるふりをすることができる。ふりだけでも十分相手に与える印象は違う。
人の注意を引くためにパトリック・ジェーンは、握手の際に人差し指で相手の手首に触れる。これをすると、強い反応を引き起こす。対象者が驚く方法で握手をして、混乱させることで、優位に立つ。
催眠術
催眠術中はかけられた人は自由意志を持っている。対象者は意識がはっきりしていて話も聞くことができる。催眠術は本物で、催眠術は「集中」なのである。映画に夢中になっているときも「催眠状態」になる。催眠術は悪魔祓いが起源になっている。ここでは、催眠術については詳しく述べない。催眠術について知りたいなら、ミルトン・エリクソンの書籍がおすすめである。
リーディング
最後に占い師も使うリーディング技術。
リーディングには、「コールドリーディング」と「ホットリーディング」がある。
コールドリーディングは「相手に関する事前情報無しで相手を読むこと」で、ホットリーディングは「相手に関する事前情報有りで相手を読むこと」である。
メンタリストは初めて合う相手を一瞬で読み取ってしまう。服、靴、態度、喋り方、香りなどを観察して、相手がどんな性格か職業は?といったことを暴いてしまう。観察の部分で述べたが、それに加えて、コールドリーディングを使う。「あなたは内向的で、一人でいるほうが好きですね?」といったようにまるで相手の友達であるかのように、知っていると思わせる。
コールドリーディングで有名な一つとして、「バーナム効果」がある。「あなたは時々不安になることがあります。」誰にでも当てはまるようなことを言って、当てていると思わせるものだ。人は誰かが言ったことと自分の人生を結びつけたがる性質がある。
リーディングをする際に相手がどんな分野に興味を持っているか知ることも必要だ。
「READ ME」の頭文字から、Rは恋愛(ロマンス)と性。Eは教育(エデュケーション)、Aは野心(アンビシャス)、Dは目的地(ディスティネーション)、Mは金銭(マネー)、Eは活力(エナジー)と健康。
例えば、老後なら健康に気を使うだろう。
子供がいるならお金と教育、若いなら恋愛、というふうにそれぞれの年代で悩んでいることや興味あることが違ってくる。これを覚えておくと、リーディングの際に役に立つ。
まとめ
メンタリストになるために、集中力と直感力、記憶力、観察力、嘘を見抜く技術、優位に立つこと、催眠術、リーディング、これらの技術が総合的な必要なことが分かった。これらができるようになるまで、相当な訓練を要するだろうが、一つ一つ身につけていけばいい。まずは、観察力を鍛えるために常に意識して物事を見る、というふうに。
観察力や記憶力、嘘を見抜く技術なら、日常でも役に立つので、これらをまず身につけていくべきだと思う。
最後に、「THE MENTALIST」を見ることをおすすめする。メンタリストが主人公で容疑者がどこで嘘をついているか見抜く訓練になって面白いです。
Amazonプライムビデオなら月額400円でシーズン1〜シーズン7全て見放題なので、おすすめです。
それでは、メンタリストになる訓練を今すぐ始めていきましょう!