心理学のおすすめ本とメンタリスト向けの本〜私が読んでとっておきたいと思った本を紹介〜
私は読書が好きなのですが、特に心理学系の本を好んで読みます。メンタリストのように、人の心を仕草や表情から推測できれば、楽しいだろうなと思いながら知識を吸収しています。
最近では海外ドラマ「THE MENTALIST」にハマっています。主人公のパトリック・ジェーンが相手のしぐさや言葉などから、犯人を推理していくという、とても面白いドラマです。このドラマの記事も近々書きますのでお楽しみに。興味ある方はぜひ、見てみてください。
今回はメンタリストのように人の心を読めるようになりたい方や心理学に興味がある方に、私が読んでとてもためになった心理学の本を紹介します。
メンタリストになりたい方
ボディランゲージ解読法
「ボディランゲージ解読法」
D・アーチャー著 244P
少し大きめの本です。次の画像のように写真から関係性を求める問題が多く載っており、それを解説する形で文が書かれています。この本で、人々に関する正確な解釈を生み出す能力である「社会的知能」を養うことができます。
このように人物の関係について問われる。男の子の父親はどちらか?
上の写真の場合、右の男性が正解。鍵となるのは、父親の視線と表情。
右の男性は子供を見つめているが、左の男性はカメラを見ている。右の男性は子供に関心があると読める。子供の写真うつりに関心があると解釈もできる。表情も微笑み、子供が愛おしいという表情をしている。
このように写真のみを手掛かりにして、関係性を当てていく。とても面白い本です。
また、社会的知能を養うためには、日頃から練習をすることだと述べられています。「積極的解釈法」と呼ばれ、日常で自ら問題を作り、推理し、答え合わせをします。
例えば、ラーメン屋の外に1台のバイクがある。中には、カウンターに座った4人の男性。この4人の誰がバイクの保持者なのだろうか?
と自ら問題を作ります。4人の服装などから、バイクに乗ってそうな人を推理し、バイクに乗って帰ろうとするときに答えが分かる。
こういう風に日常から問題を出して、解答することで、人を解釈が正確にできてきますし、面白いです。ぜひやってみてください。
シャーロック・ホームズの思考術
「シャーロック・ホームズの思考術」
マリア・コニコヴァ著 398P
コナン・ドイルが生んだシャーロック・ホームズがどういう思考で推理をしているのか、どういうところを見て、観察しているのかなどを述べており推理の手順も分かりやすく教えてくれています。
見知らぬ人間と出会ったら、その人物の経歴や職業をひと目で見抜くことを訓練すべきだ。こういう訓練は、つまらないことに思えるかもしれないが、そうすることが観察力を鋭くし、どこに目を向けるべきか、何を見るべきかを教えてくれるのだ。
観察することで、意味のないような事実から意味を汲み取って推理をすることができる。
メンタリストになる!
「心を操る超プロ メンタリストになる!」
サイモン・ウィンスロップ著
メンタリストDaiGo 翻訳・監修 318P
メンタリストになるためには集中力、直感力、記憶力、観察力が必要で、嘘を見分けるテクニック、相手をコントロールする力、催眠術、リーディングスキルを磨くための術を述べています。
冒頭では瞑想によって、集中力、記憶力、観察力が向上すると述べられています。朝か夜に瞑想を10分から始めてだんだん時間を延ばしていく。これを2週間続けると、前よりストレスを感じなくなり、周囲への注意力が注がれていくようになります。
記憶力更に向上させるために、記憶の宮殿を使いましょう。自分のなじみある場所に覚えてたいものを配置して、イメージする。記憶はイメージして、イラスト化したほうが覚えやすくなります。
心理学のおすすめ本
瞬間説得
「瞬間説得 その気にさせる究極の方法」
ケヴィン・ダットン著 389P
説得するには、単純性、私的利益感、意外性、自信、共感5つの要素が必要であると述べられています。これをそれぞれの英語の頭文字をとって、「SPICEの法則」と言います。
人間がいかにして説得をしてきたか、サイコパスについてなど、科学的な実験例も踏まえて説明してあります。
この図は意外性の例として紹介されています。この中から1枚のカードを選んでください。選んだら、次の図を見てください。
あなたが選んだカードはありましたか?
実はカードの全てを入れ替えてあるので、どれを選んでも、消えているように錯覚してしまうというものです。
この本についての記事はこちら↓
その科学があなたを変える
「その科学があなたを変える」
リチャード・ワイズマン著 338P
この本では主に「AS IF(アズイフ)の法則」を紹介してあります。
「AS IFの法則」とは、「〜でありたければ、〜のように行動するといい」というものです。
例えば、幸せだから笑顔になるのが常識ですが、笑顔になると幸せを感じる、と逆にしてみます。すると、ほんとうにその通りになってしまいます。
嘘のような話ですが、実際にしっかり研究されており、自信のあるポーズをとると本当に自信が湧いてきたり、恋人同士のように振る舞うと親密になるといった結果が出ています。
AS IFの法則を応用すれば、 なりたい自分に近づけるかもしれません。
この本についての記事はこちら↓
影響力の武器
「影響力の武器 なぜ人は動かされるのか 第三版」
ロバート・B・チャルディーニ著 476P
人が動かされるのはなぜか。返報性、コミットメントと一貫性、社会的証明、好意、権威、希少性の6つを武器に影響力を与えている事例や研究を紹介しており、自分が攻撃されたときの防衛法も載っています。また、各章ごとに復習として、まとめや設問もあるので、記憶に定着しやすくしてくれています。
心理学の本の中でもかなり有名な本で読みやすいです。
心理学に興味がある方はまずはこの本から読んでみてはいかがでしょうか。
この本についての記事はこちら↓