筋トレと読書をこよなく愛する男のブログ

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こんにちは。こんばんは。筋トレと読書をこよなく愛する男、名はプロティンです。主に筋トレの方法と本を読んで知識提供をしてます。

心理学の効果

人を操ることは何だかいけない気がしますが、人を操ってみたいと思ったことはあると思います。心理学の法則や~効果といった、実際に使えるものやなるほどと思うものはたくさんあります。心理学は面白く、人の行動やしぐさの裏付けをしてくれます。

今回は人を軽く操る、誘導するような面白い心理学を紹介します。また、逆に自分にかけられたときの対処法も教えます。

 

 

初頭効果

初頭効果とは、「人は最初のイメージによって相手の印象を決めてしまうこと」を言います。相手に感じた第1印象は約半年間続きます。また、最初の直観は90%当たることが研究によって明らかになっています。つまり、初めて会う人が「なんか怪しいな」と感じたらほぼ当たっているので、気を付けたほうがいいでしょう。

 

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 対処法

すごく愛想がいいけど、なんか怪しいなと思う人が近づいてきたらその直観を大切にしましょう。

ゴルディロックス効果

商品に関する情報が少なく、価格の提示が3つ存在するときに中間の価格を選びやすいという効果です。例えば「食べ放題が6000円:4000円:3000円」の3つのコースがあるとします。最も高いのは手が出しづらいし、1番安いものも何だかおいしくなさそうだし、4000円ので無難かなと中間のものにいってしまいやすいです。

価格を提示するときの比率は「A:B:C=6:4:3」で、提示順は「高価なA、安いC、本命のB」の順で提示すると効果的です。

対処法

Bを選んでしまいそうなら、「本当に欲しいのはどれだろうか」と今1度自分に問いかけてみましょう。

 

返報性の法則

 返報性はかなり有名で、聞いたことがある人もいるのではないでしょうか?おそらく日常でかなり使われていると思います。しかも無意識に。返報性の法則とは「人は他人から何かをしてもらったら、それのお返しをしなければならないという心理が働くこと」です。特に宗教勧誘やセールスに返報性が使われていることが多いです。親しい人ならまだいいのですが、知らない人に意味の分からない親切をされたら気を付けたほうがいいかもしれません。

対処法

返報性の法則の存在を意識して、不適切な親切には対応しないようにしましょう。返報性はかなり強力で、ロバート・B・チャルディーニ著の「影響力の武器」でも人を動かす強力な6つの武器の1つとして紹介されています。

 

 

影響力の武器[第三版]: なぜ、人は動かされるのか

影響力の武器[第三版]: なぜ、人は動かされるのか

 

 

単純接触効果

単純接触効果は「接触回数が増えるごとに親近感が湧いてくる」という効果です。

見知らぬ人同士は冷淡な態度をとって攻撃的になりますが、会っていくうちになかよくなっていきます。しかもこれはLINEやメールでも同じです。気になる異性と仲良くなりたいならまずは多く会うことが重要です。

対処法

親近感と信頼感は別物であることを意識しましょう。なんかよくこの人に会うなと思ったら、相手がわざと会うように仕向けている可能性があり、何かを企んでいる場合があります。営業も何回か訪問していくうちに、仲良くなっていく場合があるのでそうなったら、相手の思うつぼです。

 

 混乱法

「人は判断に迷う状態になると面倒になって差し出された質問に賛同しやすくなる」ことを言います。しかも自分に知識が不足している場合だとなおさら相手に任せやすく、流されてしまう。専門家は特にそうでしょう。この人なら安心だと、専門家に任せて自分は何も考えないでいると痛い目をみることもあります。

対処法

1度自分で考える時間をつくりましょう。その場で相手の意見に流されて決定するのではなく、あくまで自分の考えで決定を下しましょう。

 

社会的証明

「影響力の武器」に出てくる6つの影響力の要素の1つで、人がもともと持っている「周りと同じことをしたい」という心理のことです。多くの人が選択をしているとそれが正しいと思ってしまうのです。例えば、赤信号みんなで渡れば怖くないという言葉がありますが、信号は赤なのに多くの人が渡っていると自分も渡っていいんだと思って渡ってしまったことはないでしょうか?私も実はあります(笑)本当はいけないことで、大変危険な行為ですが、なぜ渡ってしまうのか。周りも渡っているからいいやと、それが正しいように錯覚してしまうのです。社会的証明も覚えておいた方が今後役に立つことがあるでしょう。

対処法

判断する際に1拍おいて「ほんとにそうしたいのか」と自分に問いかけてみましょう。また、社会的証明という存在を知っておくだけでも、そういう場面に遭遇したときに社会的証明が働いていると認識できると、自分で考えて行動できます。これもセミナーなどの詐欺でも使われたりするので、しっかり覚えておいてください。

 

コントラスト効果

 コントラスト効果は「先に強い刺激を受けると後から受ける刺激に対して鈍くなる」という効果です。例えば、10㎏のダンベルを持ったあと、5㎏のダンベルを持つとかなり軽く感じます。逆に5㎏を持ったあと、10㎏を持つとかなり重く感じます。高速を走っていて、一般道に降りると60キロでも異様に遅く感じます。こういった現象のことを指します。ものを買うときにも、最初に買ったものとの関連性が高く、価格は安いものを勧められると購入してしまいます。

対処法

 これを買うと決めたもの以外は買わないようにしましょう。また、コントラスト効果が働いていると思われる場面で思い出しましょう。

 

 

 

心理学の面白い効果や法則はまだまだたくさんあります。特に「影響力の武器」でも紹介されている6つの武器、返報性、コミットメントと一貫性、社会的証明、好意、権威、希少性はかなり強力で、詐欺でも使われたり宗教でも利用されています。

影響力の武器の記事はまた今度書きます。心理学に少しでも興味をもったら是非調べてみてください。

 

 参考文献↓

限りなく黒に近いグレーな心理術

限りなく黒に近いグレーな心理術

 

 

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