本をたくさん読むには?速読・多読のコツを紹介!
速読とは本を早く読むことではありません。自分に有益な本であるかを選定するために、速読が必要になります。もちろん時間を節約するためです。
速読についての記事は、佐藤優さんの「読書の技法」の記事を前にも書きましたが、今回は速読して、多読をする方法を詳しく解説します。
速読は基礎知識が必要
当たり前ですが、速読するにはその本についての基礎知識が必要になります。英単語が分からないのに、英語の本を速読するようなものです。例えば、本をざっと見て理解できないとこが9割もある本を選ぶのはやめましょう。ゆっくり読んでも読めない本は読めないです。
分からないところが半分、分かるところが半分ある本がベストです。単語が分からなければ必ず調べるようにしましょう。
速読するにはまず、基礎知識を入れることを意識しましょう。
本の選び方
- 単語の説明が書いてある本は良い本である
買うかどうかは章立てを見る
章立てに欲しい知識が半分あるかどうかを判断して、半分以上あれば買いましょう。刺さらなければ買う必要はないです。また、目次とかを見て刺さらない本は基本的に自分にとって有益でない本ということになりますので、買わなくてもいいです。
極限にいい本はめくっただけで分かる良い本は一瞥しただけで分かる
本編を読む前に
まえがき、あとがきを先に読む
まえがき、あとがきを先に読んで間を埋めたくなる心理を利用すると、挫折しにくくなります。また、あとがきで大体の内容を掴むことができます。
目次はしっかり読んでおく
その本に何が書かれているが書いてるので、目次を読むだけでも内容の頭への入り方が違います。
著者のプロフィールを読んでおく
人との会話ほど頭に残りやすいです。著者がどんな人であるかを想像して、著者と話している感覚で本を読むと頭に入りやすいです。
まえがきでキーワードを探す
まえがきに出てくるキーワードは本文の中でも重要なキーワードで、著者が力を入れている単語やテーマでもありますので、それを意識しながら読みましょう。
どういう意図で書いたのか
まえがきにはどういう意図でこの本を書いたのかが書かれているので、こういう意図だからそれを学ぼうという気持ちをしっかり持ちましょう。
初見の本はノート取らないほうがいい
というのも、初見の本はどこが大事なのかをまだわからない状態なので、最低でも3回読んでから取りましょう。
目次で多い章は力を入れている
目次を見ると、内容が多い章があると思います。そこが著者が特に力を入れているところと判断できるので、その章を重点的に読みましょう。
また、自分が手に入れたい知識の章に力を入れているかも見ておきましょう。
図鑑、図表は速読に向いている
図鑑や図表は速読に向いているわけは、図が挿入されているからです。人間は文章よりも図のほうが早く頭に入ってきます。これを利用したのがマインドマップですね。
速読多読術
- 目次を見て理解できるものは高速読みをします。知っている知識の目次は飛ばしましょう。
- 太字の本は太字だけを追うと結構内容が分かります。太字がある本を手元に用意して1ページ1秒で太字だけを追いながら読んでみましょう。メトロノームのアプリを用意するといいです。
- もちろん内容は全然入ってきませんが、今度は1ページ3秒で読んでみましょう。すると1秒のときよりも内容がつかめることがわかります。
- 知覚コントラスト効果といい、例えば、10㎏の重りを持った後に1㎏の重りを持つとすごく軽く感じます。このような現象を利用しているわけです。つまり、1秒→3秒~10秒だとすごくじっくり読んでいるように感汁ということです。
- また、1秒読みをする目的は①体感速度をあげるため、②自分が読むべき本か決めるためでもあります。
- それによって、太字の周りの部分を詳細に読めるので、内容も頭に入ってきやすくなります。じっくり読みたいなと思った章が出てくると思いますので、そこを30秒熟読しましょう。コメントなどの書き込みは3回目に読むときがいいです。
- 通読と集中的に読むを繰り返しましょう。本は大体5回読むと頭に入りますので目安として覚えておきましょう。5回目でノートを取ってください。そして、ノートを取ったところは絶対に覚えましょう。
- 覚えたかどうかは目次を見て、内容を思い出せるかどうかで判断しましょう。
- あそこ面白かったのに、思い出せないな~というところがなければもう読まなくても大丈夫です。また、本は売るのではなく、手元に置いておくことをお勧めします。
豆知識
- 目的をもって本を読む場合、自分に必要な知識は本全体の7~11%しかないことがわかっています。
- ドッグイヤーとは、本の端を折ったときにできるものを指す。
- その知識を欲している状態は非常に覚えやすいです。
- 夜は速聴がいい。オーディオブックを活用しよう。