プッシュステートメントとは?
「プッシュステートメント」とは断言したり、相手に挑発をかける方法である。
しかし、断言をしてしまうと人間関係が壊れてしまう場合がある。今回は断言しない挑発を使った嘘の見抜き方をご紹介。これはメンタリストDaiGoのニコニコ生放送の内容です。
- 犯人に相談する
- 心当たりのある統計
- 猫に鈴(興味の偏りを利用)
- 矛盾を仕込む
- 情報を与えて怒るかどうか
- 懸念と行動を結びつける
- もし君が犯人だったらどうする?と聞く
- 不安になると自分の動きを目で追う
- ポーカー・テルに学ぶ自信満々の読み方
- やましいことがある人間は挑発に乗らない
- 矛盾を拾うと本心が見える
- 瞳孔の動きを見る
- 関心の方向を見る
- 相手がほんとに欲しいか知るために(販売)
- 厄介なめんどくさいタイプの人を見分ける
- 相手に飲ませたいなら
犯人に相談する
疑っている犯人がいたら、そいつに「○○を盗んでいる人がいるのにどう対策すればいいと思う?」と聞いてみる。
犯人でなければ、協力的になる。犯人なら非協力的・話題をそらす。「いやー、知らないなー」はかなり怪しい。盗んでるやつがいるのに、どうすればいいと聞いているのに、「へーそうなんですね」とは普通ならないということ。
心当たりのある統計
例えば、こいつ薬やってるのではないかと疑うとき、
「世の中には薬物をやってもばれないと思っている人がいるんだよね」という。統計は適当でOKだ。薬やってるやつなら、顔を背けたりとか敏感になったりする。
「統計的に~%の確率でばれるんだよね」
浮気してるか確かめたいとき
女性の場合、「男性の50%は一度は浮気するんだって」、男性の場合、「以外だけど女性の40%は浮気するんだって」という風に聞いて関係がある場合、探りを入れてくる。関係なければ、「へーそうなんだ」と言う。もちろん統計は適当でOK。
猫に鈴(興味の偏りを利用)
自分と関わりのあることに興味を示すことを利用する。
(例)モデルの子と浮気してるなと思ったら→モデルの写真や女優のインスタグラムを見せて興味を示したらクロ。
興味の対象を見ている時間の差を見る。
矛盾を仕込む
疑わしい人に、「犯人は車で逃げて、(ガードレールに衝突して)逃走しました」と言う。ガードーレールに衝突の部分は嘘。
犯人は自分じゃないと示したいから、
「俺の車には傷なんかついてないぜ」と言う。
こういうアピールをするのは自分はぶつかっていないと知っているから。
矛盾をついて無実を主張=事実を知っている犯人
情報を与えて怒るかどうか
プリンターを買ったお客さんが「プリンタが動かない」とのクレーム。高級なパーツが明らかに足りないとき、「ここのパーツがないみたいなんですけど~」と言ったとき、
ふつうは怒る。→「足りないものを売りつけるんですか?」犯人だった場合は自分が外したことがわかっているから、怒りが入ってこない。「いや、はずしてませんよ?」と言えば犯人確定である。
本来起こるべき感情が現れないということは、何かがおかしいということ。何かを隠しているということだ。
これを当然起こりうる感情の欠落と言う。
懸念と行動を結びつける
この女アル中じゃないかと疑っているとき→「アル中の人は食後にガム噛む人が多いって聞いたんだけど」と嘘でもいいから言う。
アル中じゃなかったら→そうなんだね~
アル中だったら→ガムを噛みづらくなる
言ったときの相手の反応を見て暴く。
もし君が犯人だったらどうする?と聞く
例えば、会社の金が横領されていたとし、疑わしい人物に「もし君が犯人だったらどうする?」と聞く。
普通は戦略立ててやらない。短絡的なことをしているから、犯人は自分がやっている方法を堂々と答えない。つまり、短絡的にやれるのに回りくどい方法を答えたら怪しい。
「彼女に浮気をばれないためにどうすればいいと思う?」
「スマホを2台持ちにして~」→クロ
「パスワードを設定する」のが簡単な方法なのに、上のような回答をする。
不安になると自分の動きを目で追う
リラックス状態は自分状態に無関心である。
リラック状態は手元をみないで自動的になる。つまり、自信がある人ほど自分ではなく周囲に目が行くようになる。
例えば、ナイトバーでヘアスタイルを気にするやつは自分に自信がないから、ナンパをしようとしているのに、ナンパできなくて男友達としゃべったりしている。つまり、自分に自信がなく、不安になると自分の1挙手1投足が気になってくる。
ポーカー・テルに学ぶ自信満々の読み方
例えば、ポーカーでのブラフは強い手を持つ人は弱く、弱い手は強く見せようとする。ポーカーだけではなく人間社会でも言え、お金を持ってる人は金持ってると言わない。
俺金持ってるぜと言う人は、お金を持っていない。自分を強く見せようとするから。
やましいことがある人間は挑発に乗らない
交渉事でやましいことがある場合はこちらに気を遣っている。こちらの機嫌をそこねないようにしている。
矛盾を拾うと本心が見える
本当じゃないことを言ってるから矛盾が生じる。
敵意をむき出しにするのは何かうまくいってないことがあるから。矛盾を1個1個拾うと相手の意図が分かる。
投資の話→いい案件があるんだけど→なんで自分でそれをやらないのか?
瞳孔の動きを見る
瞳孔が開くとき、相手に興味がある場合である。
自分の関係しているものがあるとき開く。
ルボウとファインによる研究では、特定の事件の関係者を暴くときに、瞳孔の拡大を見れば70%の確率で事件の関係者を見抜けた。
広告における瞳孔計測学では、広告を見るときに瞳孔が開くかどうかで、興味の対象が分かる。例えば、VRなどに使われると映画などの興味の対象が分かるわけである。
関心の方向を見る
ポーカーの場合、
ブラフしているとき=相手のレイズが気になる
ブラフなし、余裕で勝てる=周囲を見渡す余裕が出てくる。圧倒的に強い手の場合、自分の手を見る必要がない。
ちらちら自分の手を見る場合は、強い手に近い手である場合がある。
相手がほんとに欲しいか知るために(販売)
目標達成が難しくなったという。
買えなくなったといって、相手がより求めるようになれば欲しいということ。
希少性を発揮して、手に入るはずのものが手に入らない場合の反応を見る。
ならいいや、は冷やかしの可能性がある。
厄介なめんどくさいタイプの人を見分ける
1回NOを見せてみる。
NOを無視する人は他人を意のままに操ろうとしている。
あなたの感情は関係ないと思っているからである。
相手に飲ませたいなら
「無理して飲まなくてもいいよ」と言ったときのほうが良く飲む。
今回はニコ生のまとめをしてみました。ためになる事ばかりを詰め込んだDaiGoのニコニコ生放送をぜひ見てみてください。
参考文献はこちら↓
- 作者: デビッド・J・リーバーマン博士,山田仁子
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2010/02/05
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