筋トレと読書をこよなく愛する男のブログ

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こんにちは。こんばんは。筋トレと読書をこよなく愛する男、名はプロティンです。主に筋トレの方法と本を読んで知識提供をしてます。

【読書の技法】佐藤優著 〜読書術・速読の方法〜

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読書の技法 誰でも本物の知識が身につく熟読術・速読術「超」入門

読書の技法 誰でも本物の知識が身につく熟読術・速読術「超」入門

 

 

佐藤優著の「読書の技法」を読んで、まとめてみました。

この本を読めば超速読、普通の速読、熟読の仕方が身に付きます。

本には3タイプあります。「簡単に読み流せる本」、「そこそこ時間がかかる本」、「ものすごく時間がかかる本」です。

 

難解な本というのは、定義がいい加減、論理構成も崩壊しているもの。また、読むのに時間がかかる本です。

 

また、読書術には3つの読み方があり、「熟読」「普通の速読」「超速読」に分けられます。

 

そもそも、速読の目的は読まなくてもいい本をはじき出すことです。

 

基礎知識がない本については速読も超速読もできません。英語が分からないのに英語の本を速読しても分かるわけがないということです。つまり、ちまたで話題の速読で本を早く読めるというのは、基礎知識があってこそです。しかし、基礎知識があっても、一回読んだだけでは中々記憶に定着しません。本を読む際は自分の知っている知識はもう学ぶ必要はないので、学びたいと思っている新しい知識を意識して、読み取ることが大切です。

また、何かを学びたいときに同じ種類の本を奇数冊(3、5冊)購入しましょう。

理由は定義が異なる場合に多数決を取れるからです。

本を読んで、現実の出来事を説明できるようになれば、本物の知識がついたということになります。

 

 

読書の技法

超速読をする理由とやり方


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超速読する理由

超速読は、およそ400ページの本を5分で読む読み方です。そんなんで、内容が分かるわけないやろ!と思うでしょう。しかし、超速読とは「読むべき本の選別」をするためです。

超速読の目的は2つあって、1つ目が「自分にとって有益であるか」、「時間をかけて読むに値するか」です。2つ目が「この本のこの部分だけを読めばいい」「この箇所を重点的に読めばいい」という当たりをつけることです。

 

「本を早く正確に内容を理解して読む」ことではありません。

本全体の大まかな内容をざっと見で掴むことが重要です。

超速読によって、

  • 熟読する必要があるもの
  • 速読でノートを取るもの
  • 速読でノートを取らないもの
  • 超速読に留めておくもの

の4つに分けます。

 

超速読のやり方

超速読は「5分」という制約を守りましょう。タイマーで5分間測って、それ以上は時間をかけないようにしまじょう。時間は有限であり、希少材であることを意識しましょう。

  1. まずは、序文の1ページと目次を読みます。
  2. あとはひたすらページをめくるだけです。
  3. 気になった箇所はページの端を折ったり、ポストイットを付けていきます。

ポイントは文字を読まずにページ全体を見ること。太字やゴシック体だけを目で追います。

 

超速読は基礎知識がないと出来ません。これは私の意見ですが、半分以上知らない知識がある本で有益だと思った本を熟読するといいと思います。

 

全て知っているような知識であれば、超速読に留めておきます。知っているものを再び学んでも意味がありません。

 

本は必ず購入して、汚く読むことを心がけましょう。

 

熟読する理由とやり方


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熟読をする理由

超速読によって熟読すべき本を選別することを説明しました。熟読すべき本とは、「自分に取って有益な本」です。有益な本こそ、自分の知識に蓄積していくべきです。

 

熟読のやり方

熟読は基本3回読みます。

まずは、本の真ん中くらいを読みます。最初の部分は「つかみ」といって、一番力を入れている部分に当たります。その分真ん中は著者も疲れてきて、一番弱い部分なので、真ん中を見るとその水準がわかります。

 

熟読に必要なものは、シャーペン、消しゴム、ノート、ポストイットです。

 

第1読目は、気になった箇所に線引いたり、ポストイット(付箋)を貼ったり、ドッグイヤー(ページの端を折り曲げる)をつけます。最初から最後まで通して読みます。

わからない部分には「?」を付けます。線を引くか迷ったらとりあえず引きましょう。

 

第2読目は第1読目で線を引いたり、ポストイットを貼ったりした箇所から更に重要と思われる部分に囲みをします。

そして、囲んだ部分を読書用のノートに書き写します。囲む部分はテキストの10分の1に留めておきましょう。この作業は結構時間がかかるので、何日かに分けることをおすすめします。

 

第3読目は、結論部分を3回読み、もう一度初めから最後まで通読します。結論にすべてが注がれているので、結論部を重要視しましょう。

 

第3読を始めると、1読目でわからなかった部分が理解できるようになっていることに気づきます。

 

 

普通の速読をする理由とやり方


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普通の速読をする理由

普通の速読は400程度の本を30分程度で読む技法です。その後、30分ノートを作成し、知識を蓄積します。

内容を大雑把に理解、記憶するために「あの本のあの部分にこういうことが書かれていた」「あの箇所にあたれば、あの情報が出てくる」といった、インデックスを頭の中につくります。

 

普通の速読のやり方

用意するものはシャーペン、消しゴム、定規、ポストイット(付箋)です。

  1.  まずは、「はじめに」や目次を読みます。
  2. 定規を読む部分に当てながら、1ページ15秒で読んでいきます。
  3. 気になった箇所には、線やポストイットを付けます。ページの端を折ってもいいです。

ポイントはなるべく早く目で文字を追うこと。引っかかって同じ行を読み直すと時間のロスする原因になります。

 

見出しをつけ、当たりをつけて読むべきところを判断します。既存の情報は飛ばして、未知の情報だけを拾い読みする感じです。

 

 

読書ノートの作り方


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 熟読すべき本、普通の速読でノートを取るものに分けたら、読書ノートを作ります。

普通の速読でノートを取るものは自分自身で判断しましょう。

  • 線で囲んだ部分をノートに書き写し、その下に簡単なコメント(分からない、その通りなど)を書く。そうすることで記憶への定着が高まります。

ポイントは時間をかけすぎないこと。時間制限で抜き書きできる部分を限定しましょう。わからない部分が1か所もないところは読んでも無意味です。

多くの本をできるだけ早く定着させたい気持ちはわかりますが、10冊の本を読み飛ばすより、1冊の本を読みこむほうが将来的に応用が利きますので、1冊を完璧に知識として定着させることを意識しましょう。

 

私としてはマインドマップに読んだ内容をまとめる方法が更に記憶に定着すると思います。

これはマインドマップ読書術と言います。マインドマップ読書術についての記事も書きますのでお楽しみに。

 

佐藤優さんの読書の技法。ぜひ読んでみてください。

 

読書の技法 誰でも本物の知識が身につく熟読術・速読術「超」入門

読書の技法 誰でも本物の知識が身につく熟読術・速読術「超」入門

 

 

 

 

 

 

 

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