好きなことを仕事にするには?「好き」を「お金」に変える心理学
「好きなことで生きていく」という言葉が流行った時期がありました。「Youtuber」と呼ばれるYoutubeで動画を配信をして、広告から入るお金で生計を立てている人がそういった言葉を使っていました。
好きなことをしてお金を得るのは簡単なことではありません。YouTuberの方たちも、動画配信を継続して徐々に自分の知名度を上げていき登録者を増やすことで視聴回数も増やしています。もちろん初めは誰にも見てもらえない虚しさとの闘いだったことでしょう。有名なYouTuberのHIKAKINはボイスパーカッションの動画を配信したことで一気に注目を集めたそうです。自分の得意なことがある人は比較的注目を集めやすいですが、はじめしゃちょーのように商品レビューを毎日行っており、特に大きな特技もない人が今では日本でもかなり名の知れたYouTuberに変貌しているという事実から何が分かるのか。
そういう点から考えると、自分の好きなこと・得意なことを仕事にしてお金を稼ぐにはまず「続けること」が大切だと感じます。ブログにしても、動画配信にしても、筋トレにしても、毎日でも続けることで結果が後からついてきます。
そのうえで自分の好きなこと・得意なことをどうお金に変えていくかを分かりやすく書いている本がこちら。
メンタリストDaiGoさんが書いた「好き」を「お金」に変える心理学。
この本を読めば自分の得意なこと、好きなことを仕事にしてお金を稼ぐための術が書かれています。
しかし、この本を読んで必ず好きなことで仕事ができるわけではないので悪しからず。
この本は「好き」を「お金」に変えるためにはどう行動すればいいかが書かれている本だと感じました。
どの本でも言えますが、書かれていることをしっかり自分で考えて必ず行動していくことで結果が出ると思います。
第1章 幸せを遠ざける、お金に関する不都合な3つの事実
お金に関する誤解① お金を使うのは悪いこと
お金の使い方には、単なる消費と将来、収入という形で戻ってくる可能性のある投資の2つがある。お金の稼ぎ方を知る人ほど使うことの気持ちよさに引っ張られお金の使い方をしくじってしまう。お金を使うこと自体は悪いことではなく、要はお金の使い方が問題である。何に重点的にお金を使うか、選択して集中することが大切である。お金を使うときは「これは浪費。これは投資」と分けて使い、お金が増える使い方を身につけよう。
お金に関する誤解② 貯金が成功への近道
お金にはここ一番という使うべきタイミングが存在する。節約して、最後までお金を使わなかったら何のためにお金を貯めていたかが分からなくなってしまう。ここ一番というチャンスにこそお金を使おう。特に20代、30代は勉強や経験に投資しよう。貯金だけでは本物の自信はつかない。自己投資に使おう。
お金に関する誤解③ お金は使うと無くなってしまう
お金を生む無限ループを作ろう。無限ループはお金を好きなことに使い、好きなことで仕事をする。そうして得た収入を再び好きなことに使うサイクルのこと。
「好きなこと」に投じて得られた経験、スキルは誰にも奪われることない財産となる。「好きなこと」を見つけて、極めよう。
第2章 「好きなこと」を極めるために大切なこと
無限ループを回す4つのステップ
STEP0 自分が「本当に好きなこと」を見つける
STEP1 「好きなこと」を極めていく
STEP2 「好きなこと」を収入に結び付けていくための工夫をする
STEP3 「好きなこと」で得たお金を再投資する
好きなことがない方はまずは好きなことを見つけていくのが初めの一歩です。
好きなことがすでにある人はその好きなことを極めていくために、フロー状態に入れる状態に持っていきます。しかし、「遊び」ではフローを完全に満たすことはできません。また、好きではないがやるべきことについてもフローは得られません。
「少し好き」が見つかれば、それを進化させていきましょう。そして、もっと楽しくなる工夫をしましょう。
第3章 お金を生み出す5つのチャンス
Chance①好きなことを宣言して、人に知ってもらう
自分がやりたいことをできるようになるために「私はこれが好きです」「こんなことができます」と周囲に公言することが大切です。言わないと周りは気づいてくれません。ということはそのことについて依頼が来ないということです。
好きなことをアピールして、相手の需要にコミットしましょう。
Chance②ギブ&ギブ
返報性の法則にもあるように、与えたものは返ってくるという法則を利用して相手にさりげなくプレゼントや好意を示すことで味方を増やしましょう。
Chance③「好きなこと」を通じて他人に「貢献」する
好きなことを通じて他人に貢献できるようになると、自然と無駄使いは減っていきます。また、利他的行動は幸福感が上がることがわかっています。そうして、他人の力になって人脈を広げていきましょう。
Chance④「弱いつながり」こそ大切にする
家族や恋人ではなく、ママ友や近所の人、地域活動や趣味を通じて知り合った人たちこそつながりを大切にすると、チャンスがやってきます。新しい世界に飛び出したいときは強いつながりより、弱いつながりのほうが力を発揮することがあることがわかっています。誰かを「知る」より「知ってもらう」ことを重視して、チャンスを増やしましょう。
Chance⑤決断すべきときは「直感」を信じる
イスラエルの大学の研究では直感によって下された判断の90%は的中するという結果が出ている。人は意識的、論理的に思考しても無理なことに対して、直感的に判断することで正しい選択ができる。理由がなくてもいいと感じた事実を尊重しよう。
第4章 スキルを磨く再投資7つのルール
Rule① 物より経験を買う
物を買うよりも好きなこと得意なことを伸ばし、磨いていくことのできる経験にお金を使おう。承認欲求を満たしてくれるものにお金を使うのはやめよう。実際に物よりも経験のほうが人の幸福度が高まることがわかっている。知識やスキルなど誰にも奪われない財産を築こう。
Rule② 価格<価値のあるものに使う
お金を使ったら、それ以上のリターンを得るという意識を持とう。回収できないようなものにはお金を使わないという意識も大切である。また、お金を使ったらそれを仕事に結びつけることも意識しよう。
Rule③ 本に使う
「自分なりの物差し」を持とう。お店で値段を見るときに「自分だったらこれをいくらで買うだろうか」と考えるようにしよう。本にお金を使うことはノーリスクハイリターンの最高の投資である。
Rule④ 自分より他人に使う
与える人「ギバー」になろう。自分よりもみんなのためにお金を使うことで、いつかその人たちが助けてくれる。ギバーの人の行動を真似して、自分がギバーになることを目指そう。
Rule⑤ 任せるチームを作るために使う
独立や起業で大切なのは自分とは異なる能力を持った仲間を選んでいくこと。そういう人たちへの報酬は高めに設定しよう。
Rule⑥ 手間を減らし、時間を買うために使う
再投資の際は、自分の使える時間の内20%を「好きなこと」「得意なこと」に投じよう。一日の時間を「しなくてもいいこと」「やらないといけないが、やりたくはないこと」「やりたいこと」の3つに分け、まずは「しなくてもいいこと」を削ろう。次に「やらないといけないが、やりたくはないこと」は早く済ませて、最終的には「やらなくてもいいこと」にしていこう。
Rule⑦ 力が最大化する組み合わせに使う
「好きなこと」を仕事にするなら、「まだ誰もやっていないこと」を仕事にすることを目指そう。自分でオリジナルの仕事を作り出そう。それは「好きなこと」「得意なこと」の2つを組み合わせることで確立する。自分の能力をどのように活用すれば、人の役に立てられるか考えよう。
以上簡単に要約をしてきたが詳細を知りたい方は、是非実際に本を買って読んでもらいたい。本を読んだだけで終わるのではなく、考えて実際に行動してもらいたい。
行動しないと自分は変わらない。行動が全てである。